米粉のパンケーキミックスをおいしく手頃な値段で！米粉の製造法とOEM委託の流れ

ロール製粉

2本の回転するロールにお米を入れて粉砕するという方法です。他の方法と比較すると、粒の大きさが揃ったコシの強い生地に仕上がるでしょう。

ロール製粉は、団子や大福用の米粉を作る際に主に用いられます。老舗のお団子屋さんに置いてあることも多い、歴史ある機械です。

胴搗製粉

餅つきと同じ仕組みで金属の杵と臼で粉状にします。餅つきのような要領で金属製の杵と臼で挽くことで粉にするので、粘り気のある強い生地に仕上がるでしょう。上用饅頭や求肥に多く利用されています。

高速粉砕機

ピンが付いた円盤を高速回転させることでお米に衝撃を与え、粉砕します。性質としては、ロール製粉と胴搗製粉の間のような仕上がりになります。

気流製粉

ドラムに金属製のチップが付属したもので、空気と一緒に米を入れて米粉状にするものです。パンや麺に最適で、米粉のパンケーキミックスに使用する米粉もこちらの製粉方法を採用しています。米粉の可能性を無限にしてくれる使い勝手の良い新しい製粉方法です。

全てを人の手に委ねるのではなく機械に任せることで、手頃な値段を実現できます。人件費の削減につながるため、機械化が急速に進んでいるのが現状です。

1．担当者とのすり合わせ

まずはOEMを行う業者に問い合わせて、希望予算や条件などのすり合わせを行いましょう。ここでのすり合わせが正確でなかった場合、トラブルに発展することもあります。製品を作るための予算やどのくらいの工数が発生する作業なのかを、OEM委託の前に必ず話し合いましょう。

2．サンプル製作

すり合わせた内容通りに製品が作れるのかどうか、サンプルを作成することで確認しましょう。予想していたよりも工数がかかるなど細かい状況の確認ができるので、サンプル製作はほとんどのケースで行われます。

米粉のパンケーキミックスのような食品を扱う場合、他の製品以上に衛生面にも注視しなければなりません。予算通りの金額で問題ないかの確認が行われるので、希望や意見などあればこの段階で伝えておきましょう。

3．発注から生産へ

サンプルの内容や予算で問題がなければ、この段階で初めてOEMの発注となります。そして必要工数通りに生産が開始されます。

生産は事前打ち合わせの通りに行われるので、これ以降は納品ペースが間に合っているか、問題なく業務が進んでいるかなどの確認の段階に進みます。

生産を無事に終えて問題がなかったとしても、製品を製造している会社には食品を安全に消費者に届けるという責任があります。業者に依頼したからといって、全く手を離れるというわけではありません。

定期的に品質を確かめたり、工場の生産ラインの様子をヒアリングしたりするなどして、OEMの品質を管理する必要があります。